集客をしたいのであれば、ターゲットを絞ることが必要!
ということがマーケティングの世界ではよく言われます。
商品を作って売る場合でも、SNSやブログで情報発信をする場合でも、ターゲットを絞ることはとても大切なことです。
ここではターゲットの絞り方についてお話ししていきます。
最後まで読んでいただければ、たとえ起業初期で実績が少なくてもあなたのターゲットがわかると思います!
目次
ターゲットを絞ったことで大ヒットした商品
ターゲットを絞ることのわかりやすい例が、アサヒ飲料が発売している「ワンダ モーニングショット」という缶コーヒーです。
アサヒ飲料 <https://www.asahiinryo.co.jp/products/coffee/wonda_morning/>
ぶっちゃけた話、この缶コーヒーが機能的な意味で「朝専用」である必然性は全く無いと思います。
しかし、「朝に缶コーヒーを飲む人向け」にターゲットを絞り込んだことで、朝に缶コーヒーを飲む習慣がある人に、
「これは自分のための商品だ」
と思ってもらえる効果があったのだと思います。
2002年に発売されたこの商品は大ヒットして、アサヒ飲料の主力商品の1つになりました。
このように、ターゲットを絞って商品を開発することで、よりお客様に価値を感じてもらいやすくなるわけですね!
それでは、私のような個人ビジネスや小規模のビジネスの場合にはどのようにターゲットを絞ればいいのでしょうか?
ターゲットの絞り方① ペルソナを決める
この商品にぴったり合ったお客様はどんな人か・・
という仮想的にお客様を設定して、その仮想的なお客様はどんな商品を必要としているかということを考える方法です。
この仮想的に設定されたお客様のことを「ペルソナ」と呼びます。
ペルソナを設定する場合には、その人が実際に存在するように詳しい情報を設定していきます。
・年齢
・性別
・職業
・住所
・年収、
・趣味
・よく読む雑誌
・価値観
・家族構成
・生い立ち
・休日の過ごし方
etc・・
みたいな項目を、本当に存在する人のように詳細に決めます。
こうすることで、よりお客様に届くメッセージを作ることができるようになります。
また、ペルソナを設定することは複数人のチームでマーケティングの仕事を行う場合にもイメージがずれが起きにくいというメリットもあります。
ペルソナを修正していくことも大切
ペルソナは実際に存在する人物像をリアルにイメージして作成していますが、所詮は架空に設定されたもの。現実とズレてしまっている可能性はあります。また、時間の経過によってズレてしまう可能性もあるかもしれません。
作成したまま固定するのではなく、 新たに手に入れた情報を元に定期的に修正していく必要があります。
ターゲットの絞り方その② 過去のお客様"1人"をターゲットに設定する
もし、過去に「理想のお客様像」に近いお客様がいるのであれば、その人をターゲットに設定することで絞り込みを行う方法もあります。
正確に言うと、実在のお客様を元にペルソナを設定することになるわけですが、最初から架空の設定を作るよりも簡単かつ正確なペルソナを作ることができる可能性が高いです。手間もかかりません。
しかし、ペルソナを設定する場合と同様にターゲット像がズレてしまう可能性が無いわけではないので、常に修正がすることも意識する必要があると思います。
あなたが助けたい人はどんな人ですか?
ビジネスである以上、需要から考えることは当然のことです。
ターゲットをどのように決めればいいかということも、需要がどこにあるんだろうか?ということを考えることから始まります。
ただ、私のような個人ビジネスや小規模のビジネスの場合は、需要を考えることと同時に、
あなたが助けたい人がどんな人なのか
ということを考えることが需要と同じくらい大切なことです。
私は、ターゲット設定、ペルソナ設定をするのは、これを決めるためだと思っています。
また、「あなたが助けたい人」が明確でないから、自分でビジネスをしたいなと思ってもなかなか始められないまま何年も経ってしまっていたりとか、もし初めてもすぐにやめてしまったりということが起こったりするのだとも思います。
もちろん、自分が売りたいと思っているだけの商品ではビジネスになりません。
しかし、自分が助けたい人がどんな人なのか、自分の商品やサービスを通じてどのような良いモノ、良い影響、良い変化をお客様に届けたいのか、ということを自分で考えることも、ターゲット設定においても重要なことだと思います。
過去の自分をターゲットに設定するのもあり
SNSやブログ、メルマガなどで情報発信を行うことは場合にどのようなことを書けばよいのかがわからない、という悩みを持っている人がたくさんいます。
その大きな原因も、「ターゲットを設定」にある場合があります。
ターゲット設定が曖昧な(もしくは全くしていない)ままでは、何を書けばよいのかがわからないのは当たり前です。
しかし、どうしてもターゲットが設定が上手くできないという場合には、
過去の自分
をターゲットに設定するのも良い考え方です。
特にビジネスを始めたばかりの頃は有効なやり方だと思います。
そもそもそのビジネスを始めたきっかけは、自分自身が自分が現在扱っている商品やサービスによって助かった経験がある場合が多いと思います。
今の自分が知っている情報を、それを知らなかった頃の自分に伝える、というのは立派な情報発信のやり方です。
どうしてもターゲットが絞り込めない場合は、過去の自分を理想のお客様像として設定して考えてみましょう。
私の商品が欲しい人ならだれでもいいです~
という心構えでは、あなたがどんな人を助けられるのかが他の人に伝わりません。
あなたが助けたい人は誰ですか?
ぜひ時間をとって、自分が誰に向けてビジネスをしているのかという「ターゲット設定」をしてみてくださいね。
まとめ
・個人、小規模のビジネスでもターゲットの絞りこみは大切
・ペルソナを作るのがターゲット設定の基本(そしてブラッシュアップも忘れない)
・ターゲットを絞ることは、助けたい人を決めること